よく職人さんが「俺は教えない! 技を盗め!」みたいなことを言います。
それに対して「最近の若者にはちゃんと教えないと覚えない」という否定的な意見があります。

どちらが正しいかよくわからないですが、自分は「俺は教えない! 技を盗め!」もありかなぁ…って思っています。

それは先日ある方が言っていた話が根拠です。
その方は「教えたことは忘れる、盗んだことは忘れない」と言っていました。

これは「教える、教えない」という状況の話ではなく、「必死に習得したい気持ちをうえつける」という意識の話です。

教える時に気を付けないといけないことは相手を「受け身にさせない」ことだと思います。
教える相手が「自ら学ぶ意思」 「学ぶ貪欲さ」 を得たならば、それからの教え方は「難問に自らの意志で取り組む」形になります。

口をあけていたら勝手に美味しいものがもらえるのではなく、欲しいものは自分の取りに行くというのが 「俺は教えない! 技を盗め!」に近いのかもしれません。

写真はカモとコイが泳いでいる風景に癒されています。