コンサルをしていて「コンサル側の手法を押し付けない」ことはとても大切だと思います。

自分の経験を活かしてコンサルタントに…よくあるパターンだと思います。
それは良いのですが、その際に自分の経験を手法として相談者に押し付けないように気を付けたいものです。

以前のブログで「成功体験が邪魔をする」という記事を書きました。
過去の成功体験に縛られ、今の状況に対応できずに失敗してしまう…という意味でのつもりです。

コンサルタントとしての相手への助言が、自分の成功体験からの固定概念での言葉では受ける側はつらいと思います。
進むべき手法をコンサルタントの都合で強制的に説得されてしまう…という状況になりかねません。

ある相談者にはその方に合った進め方、また別の相談者にはその方に合った接し方があります。

コンサルタントとして大切なことは、相手が腹に落として、納得して自ら動けるようにサポートすることではないかと思います。
(これは、あくまでも自分の考えであって、唯一のコンサルスタイルではありません)

自分が最善だと思っても、相手の反応によっては伝え方、もしくはプロセス自体の模索を必要だと感じます。
なぜなら、最善と思っているのは自分だけで、相手にとっても最善とは限らないからです。

場合によっては相手を混乱させてしまう、結果として悪情報を提供してしまうことも考えられます。
相手が自分の想いを押しつぶしてまで創業しても結局は長続きしないような気がします。

自分の最善より、相手にとっての最良…を意識したいです。
試行錯誤の日々は続きます。