人の考え方は自由だから大きなお世話かもしれませんが…

似たような「うーーん」と考えてしまう相談が少し連続しました。

「独立して気軽に生きていきたい」という相談です。
そのままのストレートな表現ではないですが、近いニュアンスが感じられる内容です。

「気楽に生きる」とは、誰にも気兼ねなく自由に生きることのようです。
その言葉には、「自由」すなわち、もっと寝たい時に寝て、食べたい時に食べる…というニュアンスが感じられることが多いです。

自分は「独立する」≠「気楽に生きる」ではないと思います。

まず、ビジネスの世界では、人と何らかの関連をもって成立していきます。
気楽という「自由」を謳歌するということは、場合によっては周囲に迷惑をかけながら自分だけが「自由(本当の意味では自由ではありませんが…)」に生きるということになります。
それでは、独立してもビジネスは成り立たないと思います。

また、独立をするということは、今の自分を守ってくれている傘を取りはずすことになります。
日々、場合によっては命取りとなるかもしれないリスクとの戦いです。
それは、もっと自分の時間なくなる(もっと不自由になる)ことも、当然あると思います。
 
それでも、やっぱり独立したいのは、自分のしたいことがまずあって、それを実現するには独立をせざるを得ない場合だからだと思います。

決して独立することは「気楽に生きれるものではない」と思います。

責任のある「自由」を楽しむ…という表現ならば合うと思います。