instagramのビジネス活用(1)~ なぜinstagramを使うのか?

ポイント:Instagram、ビジネス活用、ビジュアルマーケティング、文字入れアプリ、写真組合せアプリ

(1)instagramをビジネスに使うメリット

instagramをビジネスに使うメリットを考えて行きたいと思います。

最近の相談で多いものがinstagramをビジネスに活用していきたいというものがあります。
実際にinstagramをマーケティング活用して成功している人が自分の周りにも増えてきています。

instagramは今ではすっかりメジャーなSNSになりました。
日本での利用者は月間アクティブユーザー数で1,600万人を越えました(2017年5月時点)。
ちなみにFacebookは2700万人です。

ただ、登場した当初は「これってビジネスのやくにたつのかあぁ」とういう印象でした。
そういう視点で見てしまうこと自体が仕事に毒されていると思います。

最初は「とりあえず使ってみよう」という感覚で始めました。
しかし、始めてみるといつの間にかすっかり虜になり、今では一番楽しいSNSになっています。

楽しい理由は、スピード感と感覚訴求、そして気楽さです。
最近はinstagramで「盛る」人たちが増えてきているようですが、素直に自分の感覚を表現するには楽しい場所です。

そして、「ビジネスプロフィール」という機能が登場してからは、ビジネスへの活用の道筋もはっきりしてきたと感じます。

もし、instagramをビジネスには活用するとしたら(無理には勧めません、楽しむSNSでいいと思います)、その知っておくと良い基本を伝えたいと思います。

(2)ビジュアルマーケティングのもたらすもの

Instagramで中心となる「写真」「動画」は「右脳にアプローチ」できるマーケティングになります。これらは、高速に大量の情報を脳に届けることができます。instagramにスピード感がある理由だと思います。

また、「写真」「動画」は非言語での表現なのでInstagramは言語の壁を越えてグローバルな展
開が可能となります。海外の人たちと繋がりやすいのも魅力のひとつです。

Instagramはシズル感を伝えやすいソーシャルメディアと感じます。
シズル感とは、食欲や購買意欲を刺激するような食品の活きの良さや瑞々しさと言った「おいしそうな感じ」のことで、五感を刺激するような感覚のことです。そこから転じて、現場の「臨場感」を表す際に使われることもあります。

「写真」や「動画」と言った感覚に訴えるメディアはそもそもシズル感を伝えやすいメディアです。人は行動をおこす前に理論より感覚が先に立つと思います。感覚的に魅せられてから理論的に検討を行います。そういう意味では感覚のSNSであるinstagramは「まず惹きつけるattention」に効果があると思います。

(3)Instagramはスマホでの利用を前提

instagramはスマホユーザーが簡単に使いこなせるようにサービスが設計されています。もちろん、PCのブラウザからも利用ができるが機能が絞り込まれています。(もし、Windowsで使いたい場合はInstaPicというアプリが便利です。)

「スマホの写真(動画)を早く、シンプルに、美しくする」のがInstagramです。今、まさに自分の感性でよいと思ったものをアップできます。

またinstagramをサポートするスマホアプリは非常に多くあります。

例えば「投稿写真への文字入れ」アプリです。Instagramに投稿する写真に雰囲気のある文字を書き込むことで、ブランドを印象付けたり、写真の意図を伝えたりできます。
また、写真に文字を書き込むことで、キャプションよりも目立つ形で文字情報を伝えられます。よく署名のような意味合いでブランド名などを加えることをしています。

自分がよく使っているのは「Phonto」(iOS/Android: 無料)です。
200種類以上のフォント(うち日本語フォントは10種類ほど)が利用でき、簡単なフィルタや吹き出し(スタンプ)機能、Instagram向けに正方形に加工する機能なども持つ使いやすいアプリです。

また「コラージュ」アプリも多種あります。複数の写真を1枚にまとめた「コラージュ」は、何かを作り上げる過程を見せたり、被写体を複数の視点で捉えたりして、ストーリー性を持たせることができます。

「Layoutfrom Instagram」(iOS/Android:無料)を、Instagram社が公開しています。複数の写真を自在にレイアトしたコラージュを1枚の正方形の画像として保存でき、連携してInstagramに投稿できます。

Layoutでは最大9枚までの写真を1枚のコラージュにでき、組写真を作ったり、時系列で並べてストーリー性のある写真にしたりできます。枚数に合わせて均等なレイアウトや大小の差を付けたレイアウトのバリエーションが選べ、表現方法も多彩です。

長くなってしまいました。次回は「受け入れられるinstagramへの投稿」について考えてみます。

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2017年07月01日 宿澤直正 記

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