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ポイント:ホームページ活用、アクセスアップ、Webコンセプト、SEO対策、アクセスログの活用

ホームページ活用提案に関しての気づき


おそらく、多くの中小企業がホームページの活用に関して悩んでいるのだと感じる。「ホームページをどのように活用したらよいのだろう」という質問を、非常に多く受けている。私は5月の時点で「ホームページ活用に関するチェックリスト」を作成した。しかし、あれから3ヶ月たった現在ではこのチェックリストが「アクセスアップが課題であるホームページ」に限定するものであることがわかった。いろいろなホームページをみるうちに、ホームページは単にアクセスアップを目指せばいいものではないことがわかってきた。

例えば、訪問者を限定し、そのメンバーでの情報共有を充実させる仕組みとしての活用や、Web表現のテクニックを駆使して、自社のWebに関する技術力の公開場所としての活用等、様々なホームページの活用方法を模索し、試行錯誤を行っている企業をみかける。そのような企業は、提案先でありながら、自らも非常に勉強になっている。

「ホームページ活用に関するチェック項目」は、今後ホームページの利用目的にあわせて、何パターンも作成する必要性を感じている。また、ホームページに関しては、既にいろいろな人が、いろいろな活用方法を提案している。自分もホームページをチェックするだけではなく、ホームページの新しい活用方法を提案しなければならないと思う。

【ホームページ活用に関するチェック項目】(アクセスアップに主眼)

「誰に」「何を」「どのように与える」ホームページなのかを明確にして、訪問者にはどんなメリットがあるかを考える。

トップページは3秒以内に表示されないと、閲覧を辞めてしまう人が多い。広まったとはいえブロードバンドの普及率は40%台なので、いくら出来がよくても、 FLASHや大きな画像といった重いコンテンツは訪問者を逃す結果になる場合がある。

 また、フレームに対応していないブラウザを使っている人もまだ多くいる。そして、フレームは複数のHTMLを組み合わせて表示しているので、検索エンジンで部分的なHTMLのページをヒットして表示してしまうことがある。また、印刷時も不便である。

頻繁に更新しないと訪問客はあきてしまうので、テーマを決めて週に1回できれば、定期的に更新をかけるとアクセスがアップする。また更新頻度の高いホームページを上位に表示する検索エンジンは多い。

 トップページから次ページに移行するのは約20%弱との統計結果がある。トップページに必要な内容(せめてインデックス)を網羅していないと 20%の人にしか読んでもらえないことになる。

 検索エンジンによって紹介文の取得方法が異なるので注意が必要である。

Webコンセプトにあわせたキーワードを設定する。トレンドなキーワードがわからない場合は、オークションサイトや最新キーワードサイトなどにアクセスし参考にするとよい。

 また、キーワードを決めたら、文中に常識の範囲でなるべく多く使うようにする。文字を画像で表示してもキーワードとして検索サイトはみてくれないので、文字はテキストで表示するようにする。検索エンジンではコンセプトにあわせたキーワードで上位 10位以内、つまり検索結果の1ページ目に表示されるように努力する。

 リンクを増やすように心がける。リンクが多いページはランクが高い(公共性が高い)ページと判断される。相互リンクを増やすことでネット上のコミュニティが形成されていく。

 掲示板を設置する。但し掲示板には荒らしも訪問することがあるので注意したほうがよい。荒らしに対処するには問合せフォームや、会員性掲示板の設置が有効である。双方向のコミュニケーションが信頼性につながる。

アクセスログで取れる情報アクセスされた日付と時刻、アクセスされたファイル名、アクセス元IPアドレス、訪問者のWebブラウザ名、リンク元ページの URL、使用した検索キーワードなどが記録されている。

以上であるが、ホームページに関しては今後も力をいれていく分野である。また、詳しい人が非常に多い分野でもある。是非、みなさんからご意見を頂き、ホームページ活用チェックリストの充実とホームページの新しい活用提案を行っていきたい。

関連コラム
アクセシビリティとユーザビリティ 2006年7月30日記述
ホームページ活用提案に関しての気づき 2004年8月16日記述

2004年8月16日 宿澤直正


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