ポイント:ロジカルシンキング、論理展開、演繹法

ロジカルシンキングにおいて論理性を高めるために「論理展開」を考えることはとても重要でです。
「 ロジカルシンキングを考える (3)~論理展開「演繹法」と「帰納法」」では2種類ある論理展開について考えてみました。
2種類の論理展開の方法である「演繹法」と「帰納法」には、それぞれ論理展開を強化し、相手の納得を得るために気を付けることがります。
まずは、演繹法について考えてみたいと思います。

まずは演繹法の復習です。

演繹法は、さまざまな前提から論理の規則にしたがって必然的に結論を導き出すやり方です。
「自分の観察・出来事」と「一般的な原理・ルール」を突き合わせて「自らの主張・結論」を導くことを言い、三段論法とも呼ばれています。

詳しくは「 ロジカルシンキングを考える(3)~「演繹法」と「帰納法」」を参照ください。

その論理展開を強めるためには3つに留意します。

(1)原理・ルール(大前提)が真であること

例での「人間は必ず死ぬ」は真実ですが、 マッチングアプリの例での「 市場調査の結果、対象者の8割が使いたいといったアプリの開発を行う 」は、その会社の定めた社内ルールにすぎません。
時代や状況が変われば通用しなくなる可能性があり、普遍性がない原理・ルールから得られた結論も確かではないといえます。

(2)観察(小前提)が真であること

「ソクラテスは人間である」はまず間違いないが、「今回のマッチングアプリはアンケートをとった結果100人中85人がそのアプリを使いたいと言っている 」はあくまでアンケート結果であって、常に言えることではありません。
確実に真だと言える 観察(小前提)は論理展開を強くします。

(3)原理・ルール と観察の対応関係が適切であること

原理・ルール(大前提)や観察(小前提)がそれぞれ正しくても、対応関係が適切でなけれなりません。

〔ルール〕ジョギングは健康に良い。
〔観 察〕Nさんは心臓が悪い。

〔結 論〕Nさんはジョギングをするべきだ。

この例では、「ジョギングは健康に良い」というルールは一般論として正しいですが、「Nさんは心臓が悪い」という観察との組み合わせは適切ではないといえます。

このように単純に論理展開を当てはめればよいのではないことに注意したいです。

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ロジカルシンキングを考える (4)~論理展開を強めるために(演繹法編) 2017年12月17日記述
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2017年12月17日 宿澤直正 記