あるIT企業で「システム開発における見積もり技法」の研修を行いました。
この企業の研修は休日に受講者が自らの意思で参加するというスタンスです。にも関わらず30人の方が集まってくださいました。

休日返上で自主的に参加した皆さんなので、演習はもちろん、講義も熱心に聞いてくださいます。
特にシステム開発の見積もり技法で生成AIを活用する場面では、色々な問いかけや質問が飛びました。

自分もだんだんと熱が入ってきました。
こうなると、自分が気をつけないといけないことがあります。それは、ついつい自分が話しすぎてしまうということです。

研修ではもちろん、自分が作ったカリキュラムに沿って進めることが大事です。
しかし、もう1つ大事なことがあります。それは研修の流れの中で相手が望んでいることを入れこむことです。

今回も少し自分が話しすぎてしまい、座学が長くなっていました。
受講者の様子から「疲労感」を感じたので、急遽40分ほどの「見積り」のケーススタディを入れることにしました。

7時間の研修で40分のケーススタディを入れるのは、時間配分やカリキュラムへの影響を考えると大きな決断です。
ただ少し矛先の変わった展開を入れ、また受講者の集中度が再燃します。判断は、とても良かったと自分でよかったと自画自賛です。

研修やセミナーで大事だと感じることがあります。それは、その場の「空気を読む」ことです。
自分に少し余裕がある時は、この「空気を読む」ことができ、その後の柔軟な対応への決断ができます。

カリキュラムを守ることも大切です。
それ以上に大切なのは、目の前にいる受講者が何を求めているかを感じ取り、柔軟に対応することだと再認識しました。