午前中はZoomでの個人コンサル、午後からは常滑商工会議所でのIT相談でした。

常滑商工会議所でのIT相談は次年度も継続させていただきます。
基本的には毎月第二水曜日の午後で14:00~17:00までの各1時間の3枠です。

常滑商工会議所会員および常滑市在住の方を優先させていただきたいと思っていますが、それ以外の方でもOKとのことです。
詳しくは常滑商工会議所のHPをご覧ください。

一方の個人コンサル(ビジネスカウンセリング)は、相変わらず予想もしない相談が入ってきます。
自分のことばかり話す人の話は受け入れられない…という相談でした(依頼内容の表現は分からないようボヤかしています)。

世間一般的に考えれば、「自分のことばかり話すのはよくない」ことになります。
ただ、そういう人が自分の上司やメンバー、大切な取引先といった常に身近で切れない存在である状況もあります。

「自分のことばかり話すのはよくない」という世間一般の常識で括って「それはダメ」としてよいのか…という哲学的で難易度の高い相談です。
もちろん正解なんかないですが、自分なりの見解を提示するのを求められています。
自分的には、「自分のことばかり話す」という人の気持ちには2パターンあるのではないかと思っています。

一つ目は相手に実質的な関心がなく自分がスッキリしたいので「自分のことばかり話す」パターンです。
二つ目は相手との共通の話題をみつけるのが苦手で「ついわかっている自分の話をしてしまう」パターンです。

「自分のことばかり話すのはよくない」という世間一般の常識は一つ目のパターンのことを言っていると感じます。
ただ、二つ目のパターンはコミュニケーションが苦手な人がしてしまう対応のひとつなので「それはダメ」とは断定できないです。

この2つのパターンの見極めは、相手の話を「うわの空か」「耳を傾けているか」の違いだと思います。
一つ目は、共通の話題が見つかったとしても、自分がスッキリしたいので話題を自分の話に戻してきます。
二つ目は、共通の話題が見つかれば、ホッとして相手の話を聴く姿勢に変わっていきます。

さらに「自分のことばかり話す」という人は、マシンガンのように話してくる場合もありますが、これも気持ちには2パターンあると感じます。
「ただ自分が話してスッキリしたいのか」それとも「話題が途切れるのが怖いのか」です。

こう考えると「自分のことばかり話す」のを一般的な常識に当てはめて「それはダメ」と決めつけれないと感じます。
自分のことばかり話す人の話は受け入れられない…って状況でも、相手の気持ちを知る努力をしてもよいと思いました。

こんな回りくどく考えたのは、実は相談が、自分のことばかり話す人の話は受け入れられないけど、その人を嫌いになれない…だったからです。
相談を受けるのは、いつも自分の脳を激しく揺らすキッカケになりますね。