長年使い続けたプリンターがついに寿命を迎え、買い替えを行いました。
今回は理由があって、モノクロレーザー(MF270)とカラーレーザー(LBP646C)の2台を購入することにしました。
土曜日、「さっとセットアップを済ませよう」と軽い気持ちで作業を始めました。
まず1台目のモノクロプリンターを箱から出し、WiFi設定をして、ドライバーインストールであっという間に設定が完了しました。
「プリンターの設定も楽になったものだなあ」と感心しながら、2台目のカラープリンターも同じように設定しようと思いました。
ところが、ここから予想外の展開が待っていました。
先ほどと同じ手順で箱から出し、電源を入れてWiFiの設定をしようとしたところ、エラーが出て接続できません。
エラーメッセージには「セキュリティー設定」や「暗号化コード」といった文字が表示されています。単純な入力ミスかなと思いましたが、なかなか解決しません。
久々にこうしたトラブルに直面したという感覚でした。
いろいろと調べてみたところ、「LBP646C」は5GHzと2.4GHzを自動で切り替えるスマートコネクトの設定だと接続できないことがあるようです。
スマートコネクトの設定を外し、2.4GHzに固定して接続すると、問題なくつながりました。
しかし、WiFi接続が完了した後も、今度はドライバーをインストールしようとしたところ、PCからネットワークプリンターを自動で見つけてくれませんでした。
結局、久々にカスタムセットアップでプリンターのIPアドレスを調べ、手動でポートを設定して接続したところ、ようやくつながりました。
簡単な作業ではありますが、何か久々にこうした対応をした感じがします。
世の中の作業がどんどん簡単になり、以前は当たり前のように考えていたことを考えなくなっていることを痛感しました。
世の中が簡単になることは大歓迎です。
しかし、やはり基礎を押さえていないと、トラブルが発生したときに対応できないということを改めて実感しました。
今では生成AIに問いかければ、今回のような問題も簡単に教えてくれます。
ただ、生成AIの言った通りにやってみて「とりあえずできた」で終わってしまうと、さらに別の問題が発生したときに対応できなくなってしまいます。
便利になることは良いことだと思います。しかし、考えなくなることは、人の退化につながると感じます。




