「自分は頭が悪いから人の話を理解できない」という悩みを友人から相談されたことがあります。

経営相談ではないです。
酒を飲んでいる場での話です。

しかし、違和感がありました。
自分が一緒に酒を飲んでいるその友人は「頭が悪い」とはとても思えないのです。

頭の回転が速く、ボキャブラリーが豊富で、論理的です。
「いやぁ、頭が悪いとは思えないけど…」と言いました。

ただ、話をしていて気づいたこともあります。
非常に返しが鋭くて面白いとともに、時々思いっきり的外れな返しがくることもあるのです。

「もしかして、人の話の最中にもうどんな返しをしようか考えてる?」…と質問してみました。
「そんな傾向があるかもしれない…」との答えでした。

この場合は「自分は頭が悪いから人の話を理解できない」ではないのです。
「相手の話を途中までしか聞いていないから人の話を理解できない」のです。

酔っぱらっていたこともあって、そのことをストレートに伝えると「なるほど」って今度は最後まで聞いて納得してくれました。

実は、この状況は時々あります。
人が話している最中に頭の回転が速すぎて、もう別のことを無意識に考え始めてしまうのです。
その結果、相手の話をしっかり聞いていないことになり、話が理解できないのです。

当たり前ですが、相手の話は最後まで聞かないと理解できないですよね(^○^)