パオパオが旅立ってもう二週間が経ちます。

自分は仕事の隙間のふとした時にスイッチが入ってしまうと泣けてくる感じです。
献身的に看病をした、かみさんは自分以上に「強烈に寂しい」気持ちが続くのもわかります。

ただ、パオパオが旅立った直後に、二人ともあることに気付きました。
パオパオの気配が家の中から全くしないのです。

旅立ってまだすぐの時ですが、よく考えると旅立った翌日にはもう気配が消えていました。

パオパオの使っていた座布団やハウスなどは残っています。
しかし、そこから気配がしないのです。

具体的には、まだ洗う前のマットや座布団から香りが全くしなかったのです。
家にいるときは時は、普通にパオパオの香りがしていました。

親父の時がそうでしたが、普通しばらくはいろいろなところから気配を感じられていた気がします。
それで、親父を思い出して悲しくなり泣いていました。

パオパオの場合は、自ら痕跡を消すように、あっと言う間に消えてしまいました。
その結果、かみさんも自分も寂しい気持ちはどうにもなりませんが、泣いてばかりという状況から比較的早く抜けでれたと思います。

これは、パオパオの配慮としか思えません。
「パパさん、ママさん、わたしのことで泣いてばかりじゃダメだから、早々に気配を消すね」と言っているようです。

賢過ぎて、もうちょっと甘えてくれてもいいのに…って思いました。
でも、パオパオらしい配慮です。