名古屋商工会議所でのIT相談でした。
珍しくInstagramに関するご相談が続いた一日となりました。その体験から感じたことを整理してみます。
ある方は、他所での相談で「商品の付加価値を高めるためInstagramをやるべきだ」と言われたそうです。
しかし、その方はInstagramが苦手でした。
自分が感じたのは、自分を開示することが苦手な方に無理やりInstagramを勧めることの危険性です。
なぜなら、SNSに気を取られて本質的な接客や商品開発が疎かになってしまうリスクがあるからです。
特に、地域のお客様がターゲットで、既に関係性が築けてビジネスが広がっている場合があります。
この時はGoogleビジネスプロフィールや公式LINEに力を入れた方が効果的だと考えています。
別の方からは「フォロワーを増やすことがうまくいかない」という相談もありました。
確かに少し特殊な事情があり、フォロワーを増やすことが目的として効果的なビジネスモデルでした。
それでも自分は「インフルエンサーとして収益を上げたいのか、それとも自分の商品を伝えてお客様に買っていただきたいのか」とお伺いしました。
答えは後者でした。
それであれば、フォロワーを増やす以上に、自分が選ばれる理由がしっかりと届くコンテンツになっているかを検証する方が重要です。
そういうコンテンツであれば、Instagramはそのビジネスに確実に貢献してくれます。
一方で、商品力も顧客対応力も素晴らしいのに、Instagramの活用方法がもう少しという方もいらっしゃいました。
いわゆる「Instagramの伸び代の大きい人」です。
こうした方は、少しのテクニックやアドバイスで売上につながる大きな変化を起こすことができます。
商品・サービスという根底がしっかりしているからこそ、効果が現れやすいのだと思います。
久しぶりにInstagramと向き合うことの多い一日を通して、共通して感じたことがあります。
それは、ビジネスを進めるにはInstagramよりも、まずビジネス自体にしっかりと目を向けることが大切だということです。
SNSは手段であり、目的ではありません。
自分のビジネスの本質を見つめ直し、お客様に何を届けたいのかを明確にする。その上で、最適なツールとしてSNSを選択する。そんな順番が重要だと改めて感じました。
名古屋商工会議所での相談を終えた後、今年2回目となる富山へと向かいました。
富山では恒例となっている駅前ラーメン「髭」でスペシャルラーメンを頂きました。本当に好きなラーメンです。





