月一定例の常滑商工会議所でのIT相談でした。
いつも思いますが、今回も相談者のみなさんがとても熱心で、アッという間に時間が過ぎていきました。

また、相談を通じて大切なことにと気付かせてもらえる時間でもありました。
それは三つあり「ITトレンドの波に乗ること」「変わらない基礎的な技術」「経営者の得意を知ること」です。

一つ目の「ITトレンドの波に乗ること」は、やはり生成AI(ChatGPT他)の活用で、今回もとても役立ってくれました。
「ただ答えをきく…」という使い方は全く意味がないですが、「キッカケ」「深掘り」「確認」のステップで役に立ってくれます。

二つ目の「変わらない基礎的な技術」は、多くのパターンがありますが一例を挙げれば「データベースの正規化」です。
今回は手法の紹介にとどまりましたが、最近は一緒に「データベースの正規化」を行うことが多いです。

場面としては、これまでEXCELで業務管理を行ってきたが、抜本的な見直しは何から手を付ければよい…って質問です。
多くは「業務フロー」で、その企業の情報の流れ、組織の役割に着目することが多いです。

しかし、EXCELを使って業務が回っているが、その限界を感じているというパターンがあります。
その場合のアプローチとして「フロー」視点だけではなく、「ストック」視点であるデータベースに着目することは大切なアプローチとなります。

すでにEXCELにあるデータのカタマリを「データベースの正規化」の流れで見直し・整理を行う支援です。
いきなり「パッケージ入れましょう」ではない、フロー、ストックの視点で業務を見直す「昔ながらの手法」がDX時代に存在感を増してます。

三つ目の「経営者の得意を知ること」は、そのままですが、傾聴を通じてそれを感じることです。
当たり前ですが、経営者には多種多様な人がおり、その人たちの得意はすべて違います。

そのような経営者の方たちに、「一般的な成功への道筋」を押し付けるのは愚の骨頂です。
今回も相談で、経営者の得意を気付かせてもらえるタイミングがありました。

特にテーマであったSNS活用は「その人の得意」が大切です。
その経営者の得意が光る方法を、その人だけにフォーカスして提案することが大切だと感じました。