名古屋市の創業支援セミナーでした。テーマは販路開拓です。
販路開拓だけではないですが、多くの業務は頭を柔軟にして発想を拡げ、限られた時間で効率的に進める必要があります。

「発想を拡げる」ことと「効率的に進める」ことは、それぞれが生成AIの活用シーンに重なります。
そして生成AI活用は「発想型」と「効率化型」の使い方が異なる2つのパターンに大きく分類されると考え始めています。

まずは「発想型」です。頭の中にあるぼんやりとしたアイデアや課題を、AIへの壁打ちによって整理・発展させていく使い方です。
どのようにAIに問いかけるか、またどのような場面でAIを活用できるかという視点が重要になってきます。

AIが出してくる回答を鵜呑みにするのではなく、適度に疑いながらも使い込んでいく姿勢が求められます。
発想を広げ、比較・検討しながら答えに近づいていくイメージです。

そして「効率化型」です。こちらは、現状の業務のやり方をきちんと読み解いて、どこに時間がかかっているのかを分析するところから始まります。
その上で、時間のかかっている部分をどう効率化できるか、どう自動化できるかを考えていきます。

発想を収束させて、正確に繰り返せる形に仕上げていくというプログラム的な考え方が必要になります。
業務の標準化ができれば、それをAIで実現しやすくなります。

この2つは、同じ「生成AI活用」であっても、考え方がかなり違います。
「発想型」は広げることが目的ですが、「効率化型」は正確に繰り返すことが目的で、AIエージェントの進化で幅がぐっと広がっています。

これまでの生成AI活用は、「たくさんの選択肢をもらえる」「アイデアを引き出してくれる」という発想支援が注目されてきた印象があります。
しかしこれからは、自動化・効率化の領域でも本格的に活用が進んでいくのではないかと感じています。

本当の意味でのDXを実現するツールとして、生成AIがようやく現場に根付いてきた、そういう段階に差し掛かっているのかもしれません。
この2つのパターンを意識しながら生成AI活用を考えていきたいと思ってます。