午前中にリモートでのビジネスカウンセリングを行い、午後からは春日井商工会議所でIT専門相談の対応でした。
最近、相談の中で「1人情シス」の方からの相談が、また増えてきているのです。
「1人情シス」は、中小企業では珍しくない存在です。
しかし、社内のITをほぼ一人で担う、いわゆる「1人情シス」のは、傍から見る以上に厳しいものがあります。
システムというのは、動いているときは誰も気にしません。
でも、ひとたびダウンすると、「仕事が進まない」「締め切りがある」と、一気に矢面に立たされてしまいます。
みんなのために使いやすい環境を整え、陰で支えていても、動いて当たり前と思われてしまう。
そういった理不尽さの中で、日々踏ん張っている方がたくさんいます。
さらに辛いのは、困ったときに相談できる人が社内にいないということです。
情報を調べ、自分で検証し、設定を行い、動作確認をして、それをメンバーに展開する。そのすべてを一人でこなさなければなりません。
分からないことがあっても聞ける人がいない、というプレッシャーは、思った以上にストレスになります。
自分が1人情シスの方への支援で特に意識しているのは、まず「悩みを聞く」ということです。
一人で抱え込んでいる課題を言語化してもらうだけで、気持ちが少し楽になることがあります。
誰かに話せる場所がある、というだけで、随分と違うものだと感じています。
そのうえで、1人情シスの方に最初に取り組んでいただきたいのが、今やっていることの「見える化」です。
それにより、自分自身の理解が深まるのはもちろん、周囲に対しても「何をやっているのか」を伝えやすくなります。
これができると、仕事の優先順位がつけやすくなり、いざという時の説明にも役立ちます。
どのように社内で情報を発信していくか、その仕組みを作ることができれば、少しずつ仕事も心も軽くなっていくのではないかと思います。
もうひとつ、今の時代ならではの取り組みとして、生成AIを活用した業務効率化も大きなテーマになっています。
調査や文章作成、マニュアル整備など、1人でこなしてきた作業の多くを、生成AIがサポートしてくれるようになっています。
使い方次第で、かなりの負担軽減につながると感じています。
1人情シスの方の相談に向き合う時間は、自分にとっても大切な仕事のひとつです。孤軍奮闘されている方が少しでも楽になれるとよいです。




