先日、ある経営者から「社員を成長させる褒め方ってあるのですか?」ときかれました。
最近は「褒めて伸ばす」なんて言葉が横行しており、気にされたようです。

「褒めて伸ばす」なんて言葉は、やり方によっては「おべっか」を使っているだけだと自分は思います。
表面上で薄っぺらく褒めてもそれは相手にすぐに伝わってしまい逆効果です。

では「成長させる褒め方」ってあるのでしょうか?
自分は「ある」と思います。
それは「結果」だけを褒めるのではなく「プロセス」を褒めることだと思います。

褒めたりするときに、どうしても「結果」だけに目がいってしまいます。
「ビジネスは結果がすべて」と言えば、そうなのだと思います。

ただ、人を褒めたりする際に「結果」だけしか見ないはある意味「怠慢」だと思います。
なぜなら「結果」を見るのは「出来たか」or「出来ないか」なのでとても簡単だからです。

一方で「プロセス」を褒めることはその人に関心をもち、行動をしっかり見て、悩んだ時に気持ちに寄り添わないとできません。
人は自分に無関心の人に心は開きませんからね。
「結果」だけを褒めるよりも「プロセス」を褒めることはとても大変なことだと思います。

しかし、信頼される人の多くは「プロセス」を褒めることをしているように感じます。
とてもよく相手を見ているのです(自分には真似できませんが…)。

「褒めて伸ばす」より「認めて伸ばす」方がよいと思っています。