ポイント:メンバーへの教え方、教える自信、プライド、メンバー信頼関係

OJT担当者、もしくはメンバーを育成しないといけないリーダーになった時、いつくかの「壁」にぶつかることがあります。自分も人を教えるのは苦手で、よく壁にぶつかって、落ち込んでいます。
メンバーに教えるときにぶつかることのある「壁」にはどのようなものがあり、それを乗り越えるにはそのように自分の気持ちに折り合いをつけていけばよいでしょうか?

前回のコラムでは、前編として「1.忙しくて教える暇がない」「2.もの覚えの悪さに耐えられない」について書きました。
今回はその続きとして「 3.教えるだけの自信がない 」「 4.間違えた…と言えないプライド 」について書いてみたいと思います。

3.教えるだけの自信がない

「自分には人に教えられるだけの力がない」「人に教えるなんてまだ早い」などと考える人も多くいるようです。
教える側が自分に自信を持てていない状態です。
すると、言っていることが変わってしまったり、教えるときに逃げ腰になってしまったりします。

このような態度で接せられる指導や指示は、教わる側にとっては一番やっかいとも言えます。
教える側が自分に自信がなく、話が変わったり、話が聞きとりにくくなったりすると、何を正しいものとして仕事を進めればよいのかわからなくなってしまうことがあるのです。

教える際に、過剰な自信はかえってよくありません。
過剰な自信が、自分のメソッドを一方的に押し付けることになり、教わる側の学び成長する気持ちを奪ってしまう可能性があります。

しかし、自信がなさすぎるのも問題です。
自信のなさは相手に伝わり、その不安な気持ちから、やはり教わる側の学び成長する気持ちを奪ってしまうからです。

ただ、言えることがあります。
「教える側は完璧である必要はない」ということです。

例えば、教える側としては自分にわからないことがあれば、わかる人に聞くように教えてあげればよいのです。

教える側が自信がなく、相手を不安にさせるようなことは避けたいと思います。

4.間違えた…と言えないプライド

自信をもって教えていたことが間違っていたり、新人と同行した訪問先で失敗したり、質問されたことに答えられなかったりすることは教える場ではよくあるものです。
教える側は完璧ではないので当たり前の話です。

ただ、教える知識は不足していたとしても、教えるための意識はしっかりと持っておきたいこのです。

教えたことが上手くいかなっかたり、間違ってしまった場合に、自分の失敗をごまかす態度をとってしまうことは絶対にしてはいけません。

失敗をごまかしその場を押し通したとしても、教わる側はたとえ納得したような顔をしても内面では数える側を疑うようになってしまいます。
教える、教わる関係で最も大切なのが「信頼関係」だといえます。

「この人は、間違いを認めない」「プライドだけ高い」と、こちらに対して不信感を抱くようになってしまっては、これから先どように教えても上手くはいかないでしょう。

そのためにも、間違いや失敗を素直に認めることです。
素直に謝れるリーダーは尊敬され、さらなる信頼関係の強化につながっていくと思います。

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2017年06月17日 宿澤直正 記