昨日は名古屋商工会議所でのIT専門相談で、「選ばれる理由」の話題になることが多かったです。
特に感じたのは、自分自身の選ばれる理由を一言で表現することの難しさです。

相談者の皆さんが悩まれているのを見て、自分自身もこの問題を振り返る機会を得ました。
実は私自身も独立して20年以上経ちますが、いまだに自分の「選ばれる理由」がよくわからずに表現できていません。

ただ、気づいたのは「選ばれる理由」というのは「明確な差別化要因」ではなく、極めて「自然なこと」かも…ということです。
だからこそ、それを言葉として表現することが難しくなるのだと感じました。

自分の「選ばれる理由」は、ただ単に「真面目」ということかもしれません。
しかし「私は真面目に仕事をしています」なんて表現は、当たり前で、それを発信しても変な感じになります。

「極めて自然なことかも」であればあるほど、「選ばれる理由」を届けることは難しくなります。
もし自分の選ばれる理由が届いているとしたら、それはこのブログなのではないかと思っています。

ブログを毎日書き続けるとブレるのでウソは書けなくなり、その本性が浮き彫りになります。
ブログを遡って読むのは大変ですが、それでも読んでくれている方々が自分と繋がっている例は少なくないです。

「選ばれる理由」を簡単にまとめるのは難しいと思います。シンプルになればなるほど難しいと思います。
ただそれを簡単に説明できないのであれば、後は積み上げて伝えるのもひとつの方法です。

自分から見て本当に素晴らしい方が相談にお見えになっています。
事業に取り組む姿勢、内面への真摯な取り組み…どれをとっても素晴らしい方で、その素晴らしさはいくらでも語れます。

しかし、それを一言で表現しようとすると、在り来たりな表現になってしまい難しさを感じました。
改めて「選ばれる理由」を見つけ、伝える難しさを感じた1日でした。