夏の若手社員研修が始まって2日目です。1日かけて業務フローの作成演習を行っていました。
練習といっても実際に近い業務を題材として業務フローを起こすので、実務とほぼ一緒です。

現在、同時進行している中部産業連盟の診断士養成課程でも、皆さんに業務フローを書きまくってもらっています。
業務フローを書くことは情報化の第一歩として必ず通る道だと考えているからです。

自分自身もDX支援で業務フローを書くことが多いです。
それなりに大変な作業ですが、業務フローを描けば必ず得られるものがあります。

まず、これまで気づかなかった業務の無駄やリスク、属人化ポイントが見えてきます。
他にも自分の前後の仕事が見えるので、前工程への要望、後工程への配慮なども行えます。

若い人たちが一生懸命業務フローを書いている様子を見ていました。
例年熱心な受講者が多いのですが、今年も非常に熱心で、いろいろな例外処理や複雑な繰り返しを表現していました。

情報の受け渡しや蓄積場所なども「あーでもない、こーでもない」と言いながらフローに落とし込んでいました。
自分も一緒に業務フローを考えます。自分で書いた与件でありながらも、フローにしてみると至らない点がいまだに見つかります。

それをどのように捉えるかを一緒に考えながら進めるのが楽しいです。
受講生も「大変だけど、楽しい」と言ってくれた言葉がすごく励みになっています。