名古屋商工会議所でIT専門相談の日でした。

IT専門相談といっても事業化に伴う「アイデア発想」を一緒にする相談も多いです。

「アイデア発想」では発想するためのいろいろなツールを使います。
それらのツールは分類ができますが、大きくわけると「強制発想」と「自由発想」になります。

「強制発想」はマンダラとかSCAMPER(スキャンパー)とか何らかの制約をつけることで思考に道筋をあたえて、発想しやすくするものです。
9×9マスの制約があるマンダラ、発想のためのチェックリストを与えるオズボーンのチェックリスト、SCAMPERなどがあります。

「自由発想」は制約はなく、自由に発想をしてもらうもので、通常は自由な発想を促進するためのアイデアが組み込まれています。
インストーミングやマインドマップなどがあります。

それで、相談を受けていて面白いと感じるのは、「強制発想」が向いている人と「自由発想」が向いている人がいるということです。
人には個性があるので、当たり前と言えば当たり前です。

「強制発想」が向いている人に「自由発想」のツールで考えてもらうと、発想がでずに苦しそうです。
「自由発想」が向いている人に「強制発想」のツールで考えてもらうと、「強制」にとらわれ過ぎて窮屈そうです。

その人にあった「発想ツール」を選ぶのも、自分の役割のひとつだと思いました。
正確や考え方から事前にわかることもあるのですが、通常は一度発想してもらわないとわからないです(;^_^A
ここは、自分が精進するところです。