名古屋市新事業支援センターでのマネージャー業務でした。最近ショート動画の相談が増えています。
「どうすれば短時間で効果的に情報を伝えられるか」という悩みです。

いろいろと試したり実験をして効果的なテーマには共通点があることがわかりました。
それが「時短・簡単・意外性」の3つです。

「時短」は、忙しい人ばかりなので長々とした説明よりも、要点をぎゅっと凝縮した内容が求められます。
「簡単」は、専門用語を使わず、誰にでも理解できる言葉で伝えることです。

「意外性」は、視聴者の予想を良い意味で裏切ることです。
例えば、検証系「やってみた」、告白系「実は…」、ビフォーアフター系「…に驚いた」でビフォーのインパクトが重要です。

ショート動画で最も重要なのは、最初の3秒です。
この短時間で視聴者の心を掴めなければ、どんなに良い内容でも見てもらえません。

これは、ビジネスプレゼンテーションでよく使われるPREP法と同じ考え方です。
Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(再度結論)で、最初にポイントや結論、予告を持ってくる手法です。

また、意外に見落とされがちなのが、動画の終わり方です。
ここで活用したいのが「ザイガニック効果」という未完了や途中で中断された事柄の方が記憶に残りやすい心理現象です。

動画の最後で「続きは次回」や「Part1」といった形で、完結させずに終わることで、記憶に残りやすくなります。
結論を最初に持ってきて、さらに「結論」の先には更なる未来があるということを伝えたいです。

動画で伝えた結論は、視聴者にとってのスタートラインです。
そこから新しい行動や思考が生まれ、さらなる展開へとつながっていく循環を生み出せるとよいと思います。

夜は士業研究会の幹事会でした。
飲み放題に耐えられる体ではなくなっているようで、帰ってきて眼鏡がないと思ったら、ホワイトボードにかかっていました…。