いくつかのセミナー資料の調整に取り組んでいました。
秋はセミナーシーズンで、「生成AI」「ネット集客」「DX推進」などの連続開催、同時進行が増えてきます。

それぞれテーマはあるものの、微妙にニーズや構成が違っているため、セミナーごとに頭をひねっています。
なるべく効率よくニーズに応えて資料に落しこむために発想を広げてアイデアを降ろさなければいけないものがいくつかあります。

ただ、なかなか余裕がなく、よいアイデアが降りてこない状態が続いていました。
ただ、今週末は土日で仕上げなければいけない資料はなかったため、少し心に余裕ができました。

心の余裕を活かそうと、ボーっと公園で妄想することにしました。
すると結構なアイデアが降りてきました。それをすかさずメモして、それらを資料に反映させ進めることができました。

いつも感じることですが、いきなりパソコンに向かって資料を作ろう、アイデアをまとめようとしても、まとまらないものです。
一旦そこから離れてボーっととすることが有効に働きます。

頭の中の考えや知識が一旦グシャッとなり、それをまたバラバラにして、新たにまとまる…。
そこから新たな再構成のアイデアが落ちてくることは、よくあります。

いきなりゴールに近づこう、資料に近づこうとやってしまうと、余計に時間がかかってしまいます。
しかし、一旦離れて俯瞰することによって、それが近道だったりすることが多いのです。「急がば回れ」にいつも共感します。

今回で行き詰ったセミナー資料作成を行うポイントとして、私が気づいたのは3つです。
まず1つ目は「急がば回れ」です。煮詰まったときは一旦作業から離れて、余裕を持つことが大切です。

2つ目は「情報をぐちゃっとまとめて再構成してみる」ことです。
既存の枠組みにとらわれず、一度バラバラにしてから新たな視点で組み立て直すと、新しいアイデアが生まれやすくなります。

そして3つ目は「受講している人の『分かった』という顔を妄想してみる」ことです。
最終的に資料を見る人、セミナーを受講する人の反応や表情をイメージすることで、資料の方向性が見えてきます。

余裕のない日々が続くと、つい効率を求めて急ぎたくなります。
しかし、時には立ち止まって俯瞰することが、結果として一番の近道になるのだと、改めて実感した一日でした。