名古屋商工会議所でのIT専門相談の後、夜は弥富市商工会でGoogleビジネスプロフィールのセミナーを行いました。
セミナー前にパンを頂き20分ほど仮眠をとったおかげで、頭がスッキリした状態で話せました。
セミナーでは、なぜ今Googleビジネに取り組むべきなのかという点を、消費者行動の変化という視点からお伝えしました。
コロナ禍を経て消費者の行動様式が変わり、それに合わせた情報発信の方法が求められています。4つほど話しました。
一つ目は世界への関心から地域情報へのシフトです。
コロナ禍をきっかけに消費者の意識が変わり、遠くの有名店より「自分の生活圏内のお店やサービス」を求めるようになりました。
Googleビジネスが効果的なのは、GPS情報が加味される「地域検索」に特化しているからです。
全国の競合と戦うのではなく、自分の商圏内の顧客に確実に見つけてもらえます。
二つ目はポータルサイトから地図検索への移行です。
現在はGoogle検索を利用するユーザーが「ぐるなび」や「ホットペッパー」などのポータルサイトを逆転しつつあります。
これは、情報の信頼性に対する消費者の意識変化があります。
Googleビジネスの口コミは、オーナーが恣意的に削除することができません。このオーナーには辛い仕様が逆に消費者からの高い信頼につながっています。
三つ目はマイクロモーメントの定着です。
マイクロモーメントとは「今すぐ行きたい」と思った瞬間にスマホで検索する行動のことです。
スマホで検索した場合、Googleマップの情報が検索結果の最上位に表示されます。
SEO対策よりもさらに上に表示されるため、この「今すぐ客」を最も効果的に取り込むことができるのです。
四つ目は消費者は膨大な情報の中から自分に合ったものを探すのに疲れており、より早く答えに辿り着きたいと考えるようになっています。
ホームページの数が爆発的に増えた結果、通常の検索では埋もれてしまうケースが増えています。
しかし、GoogleビジネスプロフィールはGPSで地域に絞り込まれるため、ライバルの数が減り、見つけてもらいやすくなります。
こうした消費者行動の変化を見ていると、時代に合わせた情報発信の方法を選ぶことの大切さを感じます。



