毎年、節分の前に伊勢神宮で御祈祷をしてもらっています。
ただ、今年は緊急事態宣言が出ていたこともあり、何んとなく行きそびれていました。

もともとは、18年ほど前に親父が亡くなり、うつ病も悪化、会社も辞めた状況で、それを見かねたかみさんに強引に伊勢神宮に御祈祷に連れて行かれました。
自分としては「御祈祷ぐらいで助けもらえるなんてありえない。気休めにもならない。」って思っていました。
うつ病でまともな判断ができなくなっていたのでしょうね。

ただ、初めて伊勢神宮に行った時の、涼やかかな心地よい空気は今でも鮮明に覚えています。
そして御祈祷もしてもらい、それが効果があるのかは分かりませんが、何となくうつ病がよくなるキッカケの一つであったのは間違い無いです。

一年後に、うつ病はかなりよくなっていました。
そしてかみさんから「伊勢神宮にお礼に行って、また御祈祷してもらおう」って言葉は素直に受け入れることができました。

一年前に半信半疑で御祈祷をしてもらった時に買った「厄除け」のお守りがありました。
その「厄除け」のお守りは、一年で見事にボロボロになっていました。

これは「(持ち歩いているから)汚れる」とか言うレベルのものではなく「破れたり」「糸がほつれたり」で本当にボロボロと言う表現がピッタリです。
まるで自分か感じる「悪いもの」を、そのお守りが吸い取って自分を守ってくれているように感じました。

それもあって、また御祈祷に行くのを素直に受け入れることができたのだと思います。
今では同じように「厄除け」のお守りを一年間持ち歩いても、ほとんど新品のままって感じです。

多分、前ような「悪いもの」が、そもそも攻撃をして来なくなってと感じます。
伊勢神宮で歩きながら「今の自分は仕事、私生活、人間関係の全てに恵まれていて、超ラッキーだと思う」とかみさんに熱弁してました。
かみさんには「努力もあると思うけど、よかったね」って言ってくれました。

ここにパオパオもいてくれたらと思いましたが、「欲張りさん」になると「ラッキー」は逃げていきますね。

今では、伊勢神宮で御祈祷に行くことが自分の本当の意味での一年のスタートになっています。
今年もよい一年がスタートできました。

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