午前中は名古屋商工会議所のエキスパート、午後は常滑商工会議所のIT専門相談でした。
生成AIを一問一答のカウンセリングに活用するような展開になる相談が多かったです。

例えば、生成AIを活用した理念の作成、ビジョン事業計画の作成に関する相談です。
生成AIに会社情報を渡し「理念を作成するための質問をしてください」と問いかけます。

すると理念を作成するための質問を順々にしてくるので、それに答えていきます。
この部分で、経営者の方と生成AIの質問の意図を汲み、質問を掘り下げて考えることが大切だと感じます。

それをすることで、経営者の意思が入った理念に近づけることができます。
次に、その理念を実現するための「ビジョン」を問い、その素案に対し会社の事情に合わせて修正の問いかけをします。

さらにビジョンを実現するための「計画」に分解します。
ビジョンは3年ぐらいで作成し、計画は1年ごとのスケジュールや概算予算などを問いかけてみます。

さらに、今回はClaudeで行ったので、アクションプランやリスクマトリクスなどを図解に落としこみました。
ここまですると、自分の想いのこもった理念からの具体的な計画までできることになります。

ただし、ここで終わらずに、何回もこのやり取りを繰り返すとよいです。
出来上がった成果物を生成AIに渡して、また理念から計画まで問いかけることで、想いが濃くなり内容の精度も上がります。

他のカウンセリング的な手法として、「自社の選ばれる理由を具体化したい」という相談がありました。
自社の選ばれる理由をカウンセリング的に聞いてもらい答えてきます。

それを実現するための商品・サービスやアクションプランへ落とし込みを行います。
これもClaudeで図解をするとその関係性がよりイメージしやすく、発想も広げることができます。

さらに試作品ができている方の相談がありました。
商品のターゲットや利用シーンをふまえて、改善アイデアをGeminiのライブチャットでカメラを見ながら問い掛けます。

「この部分の改善点は?」「使いにくくない?」「利用シーンで戸惑うことは?」などを角度を変えながら質問していきます。
モノをみながら一問一答で深堀できるので議論も活性化します。

生成AIはいかに自分の思い、自分らしく自分の思いを入れ込んで生成してもらうが大事です。
AIへの問いかけに一問一答で答えることによって、自分の頭の中を整理しながら進めるアプローチは有効だと感じました。