名古屋商工会議所でのIT専門相談でした。
毎回この相談業務を通じて、様々な業種の方とお話しする機会をいただいています。

最近に多いのが、助言系ビジネスに関するご相談です。
サービス業の中でも「助言」という言葉自体がサービスの根源になっているビジネスモデルです。

コーチ、カウンセラー、コンサルタントといった定番のものから、占いや〇〇診断まで。
本当に幅広い分野で展開されています。

自分自身も助言系ビジネスで価値提供している一人です。
日々の相談対応を振り返ってみると、自分の助言系ビジネスの役割は大きく3つに分けられそうです。

1つ目は、相談者の頭のモヤモヤを整理すること…です。
相談に来られる方の多くは、何かしらの課題や悩みを抱えているものの、それが具体的に何なのか見えない場合があります。

どこから手をつけていいのかが分からない状態です。
話を聞きながら一緒に図解などで見えるよう整理していくことで、問題の本質が見えてくることがよくあります。

2つ目は、夢の実現の確率をあげること…です。
一人で取り組むよりも、誰かの意見に耳を傾けることで、夢の実現にむかって効率的な方法に気付けることがあります。

中にはその取り組みが夢の実現にはつながらないことを必死に取り組んでしまっている場合もあります。
遠回りを避け、成功への確率を上げるような道筋を提示するサポートが求められています。

3つ目は、暴走を限界を超える前に止めること…です。
これは意外と重要な役割だと思います。熱意があるのは素晴らしいことですが、時として客観的な視点が必要です。

基本的に自分は「否定」はしないスタンスです。
ただ、リスクを見極め、適切なタイミングでブレーキをかけることも、助言系ビジネスの大切な役割の一つです。

どの役割も、相談者との信頼関係があってこそ成り立つものです。
IT相談の現場でも、技術的な解決策だけでなく、できればこれらの視点を大切にしながら対応したいです。