名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
SNS活用の相談が多いですが、依然として多くの方が「SNSで注目を集められるか」「フォロワーを増やすには」といった質問をされます。

よくブログに書いている繰り返しですが、SNSのテクニックに頼っていても根本的な解決にはならないということです。
自分の支援例を振り返ると、SNSで成果を上げている人には共通点があります。

それは、リアルでの事業や取り組みが充実していることです。
SNSが映えたからといって、リアルの事業が充実するわけではありません。順序が逆なのです。

まずはリアルでの価値提供があり、その魅力が自然とSNSにも表れてくるものです。
もちろん、SNS運用のテクニックが全く無駄ということはないです。リアルの魅力が十分に伝わっていない場合は、発信方法を考える必要があります。

ただし、ここでも重要なのは「リアルの魅力」を掘り下げて、それが伝わるコンテンツを考えることです。
万人向けのテクニックを追いかけるよりも、自分の「選ばれる理由」を明確にする方がはるかに効果的だと感じます。

自分も相談の際にまず最初にお聞きするのは「選ばれる理由は何ですか」という質問です。
この答えが明確になっていない状態で、いくらSNSのテクニックを駆使しても、一時的な注目は集められても、継続的な成果にはつながりません。

SNSの運用に悩んでいる方は、まず一度立ち止まって、自社のリアルの魅力について見つめ直してみるとよいです。
質問を重ねると必ず「選ばれる理由」が見えてくるものです。ただそれを言語化するのは難しい時もあるので、誰かに相談するとよいと思います。

夜はTAG経営で「UPUPの会」の内容の打ち合せです。施策研究会の1月例会の話にもつながります。
いよいよ「生成AIとどう向き合うのか?」のテーマになりそうです。セミナーは初出しですが、ブログにはよく書いていることです。