今年最後の相談業務は、名古屋市新事業支援センターでの対応となりました。
2025年に対応した相談件数を数えてみたところ、新事業支援センターや名古屋商工会議所を中心に674件でした。今年1年の相談傾向をまとめてみました。
やはり今年最も多かったのは、生成AIに関する相談でした。
ただし、生成AIそのものの使い方を尋ねるというよりも、ネット集客や業務効率化の相談をしている中で、解決策として生成AIの話になることが多かったです。
今年は生成AIの進化が本当に早く、最新動向を追いかけるだけでも大変でしたが、この技術が相談対応のあり方を大きく変えていると実感しています。
具体的には、1時間で提供できる情報の量と質が大きく向上したと考えています。
次に多かったのがDX推進に関する相談で、DX推進担当者の悩みを聞くことが多かったというのが特徴的でした。
1人でDX推進に奔走している方たちが、誰にも悩みを言えずに相談に来るパターンが目立ちました。
この相談は自分にとってもとても大事です。DX推進担当者やシステム担当者は、運用保守の立ち位置になることも多いです。
システムが動いているときは感謝されないのに、動かなくなったら責められるストレスはかなりのものです。相談に来て吐き出してもらうだけでいいです。
3つ目がネット集客です。これも多かったのですが、SNSの活用よりも純粋に検索対策に関する相談が増えました。
SNSの活用ももちろん大事なのですが、共感からゆっくり関係性を築いていくよりも、早く見つけてもらってビジネスにつなげたいという相談が多かったです。
また、SEOやローカル検索対策に加えて、AI検索対応をどうするかという相談が増えています。
最近ではInstagramで検索されるにはどうすればいいかという相談も増えてきており、これは次年度にも続きそうな感じです。
そして地味に多かったのが人生相談です。
これは普通の相談から、話をしているうちに人生相談のようになることが多くて、自分もとても大事にしている相談です。
2025年も、いろんな方のいろんな相談を受けることができました。
そこでは自分自身が鍛えられたり、勉強させられたり、大切な知識をいただいたりという機会が多く、とても大事な場所になっています。




