伏見から出発して、ぐるっとまわってまた伏見に戻ってくる周回コースでした。
途中でいろいろな方の相談にのりましたが、そこで感じたことです。

「なぜ、なぜ」で掘り下げていくと、結局「他責の問題」に落ち込んしまうことがあります。
「悪いのはあいつ、自分は悪くない」と、口に出して言わなくても心の中でそう思いたくなることは誰だってあると思います。

ただ「他責の問題」にしてしまうと、自分ではどうにもできない問題になってしまいます。

例えば「商品が売れないのは不況だからである」です。
「不況」というものを問題としてしまうと、自分では「不況」から脱する術がわかりません。

景気がよくなれば商品は売れるようになる…と考えていたら、それはいつになるかわかりませんし、もしかしたら景気はずっと良くならないかもしれません。
それはならば、例え本質的には「他責の問題」であっても「自責の問題」に切り替えて考えたほうがよさそうです。

たとえば、「商品が売れないのは不況にあわせた販促を行っていないからだ」「商品が売れないのは不況にあわせた商品ラインナップになっていないからだ」・・・といった具合です。
これならば、自分で解決のために動くことができます。

先日、ある経営者の方が「すべては自分の責任と考える。その方が楽です!」と力説されていました。
「社会が悪い、経営環境が悪い、お客さんが悪い、あいつが悪い…。」と叫んでいても、前には進めないからです。

「他責の問題」であっても「自責の問題」に切り替えて考えたほうが、前に進めそうです。