名古屋商工会でIT専門相談の後、夜は鳴海商工会の生成AI連続セミナーの3回目「業務改善」で、最終回が無事に終了しました。
10月に1回目を開催してから約2ヶ月が経過しましたが、この短い期間でも生成AIの世界は大きく変化していることを改めて実感しました。

1回目のセミナーを行った10月の時点では、Gemini3ProもNanobananaProもまだリリースされていませんでした。
それが登場し、わずか2ヶ月の間に業務効率化における影響も大きく変わってきています。この変化のスピード感は、生成AIでも久々な感じです。

今回のセミナーでは、NotebookLMについての話題が中心になりました。
私自身、NotebookLMは業務効率化の有力な選択肢になると強く感じています。ただ、生成AIセミナーでツールややり方を紹介するだけでは不十分だと考えています。

業務改善で大切なことは現状の業務を把握し、どの業務を改善するか検討して、実施後効果を測定することです。
その流れを生成AIに問いかけるとよいです。

単純に「業務改善のプロにポイントを教えてもらう」という使い方も紹介しましたが、私が最近よくやっている方法があります。
それは、関連する人たちで議論しながら業務改善のポイントを洗い出し、それをアクションプランに落とし計画を作る方法で、それを生成AIに助けてもらいます。

業務改善を誰か1人の視点だけで行うと、どうしても偏りが生じてしまいます。
いろんな視点を取り入れ、トレードオフの関係を踏まえた上で業務改善を進めていくことが、バランスの良い改善につながります。

そのためにもディスカッションや意見交換は欠かせませんが、それを仮想的に生成AIで行う方法は、シミュレーションとして非常に有効です。
複数の立場や視点を想定した対話を通じて、より多角的な検討ができるようになります。

3回の生成AIセミナーは、私にとっても非常に楽しい時間でした。
ちょうど新しいサービスや機能がどんどん登場する時期だったこともあり、さらに業務の効率化が進んでいくのではないかと期待しています。

そして何より、鳴海という地元での開催だったため、知っている方が多かったことも楽しい要因の一つでした。
顔見知りの方々と一緒に新しい技術について学び、意見を交わす時間は、単なる知識の伝える以上に楽しくて価値があると感じました。

セミナー終了後、「また来年も」という声をいただきました。
今度はもっと深掘りしたテーマでのシリーズも面白そうだと考えています。生成AIの進化は止まりませんので、また新しい発見や気づきを共有したいです。