あいち機構のマネージャ業務でした。
いろいろな相談にのらせて頂きましたが、相談とは別にとても印象に残った言葉があります。

自分がいつも親近感を感じるマネージャの言葉です。
「相談者にとって職員室ではなく保健室でありたい」と話してみえました。

自分は、公的機関の相談は「まず困ったときに、なんでも相談できる場所」であることが大切だと感じています。
しかし、相談者からは「相談を申し込む際に勇気がいった」という言葉をよく聞きます。

「相談がまとまっていないのに相談してよいのか…」は、結構大きな相談への「壁」のようです。
「こんな状態で相談に来て、と叱られるのは…」もよく聞く言葉です。

相談者の方たちが相談に心理的な「壁」の敷居を下げる必要があると日々感じていました。
そんな時に聞いた「相談者にとって職員室ではなく保健室でありたい」って言葉です。

すごく腹に落ちました。
「職員室」って、なんとなく「怒られたり」「叱られたり」のイメージがあります(自分だけ?)
しかし「保健室」って、なんとなく「辛いとき」「きついとき」にいくイメージです。

実際に、この言葉を聞いた後「まとまっていない相談で…」「言われたことができていなくて…」と申し訳なさそうにされている相談者が続きました。
早速、この言葉を引用して、「大丈夫です。そういう状態だからなお来てほしいです」と伝えたら、ホッとされて相談も順調になりました。

確かに、相談者にとって「職員室」ではなく「保健室」のように感じられば、もっと相談しやすくなると感じます。
さりげなく出た「相談者にとって職員室ではなく保健室でありたい」は、激しく共感する言葉でした。