新入社員研修「システム開発と運用」も2日目です。
毎年思うのですが、新入社員研修は本当に筋書きのないドラマだと思います。

ある業務の与件文を提示して、その開発ステップを要求分析から外部設計、システムテストまで一通り受講生に演習を通じて体感してもらいます。
プログラムを組むことを以外は、段階を踏んでプロセスを体験することができます。

与件文を提示して、後は受講生が必死に頭を捻って成果物を作っていきます。
講師としては受講生の主体性を最優先します。

すると、予想もしない発想からの思考プロセスが発生することがあります。
毎年、テキストや演習課題をブラッシュアップしているのですが、それでも想定外のことが発生します。

これは当たり前の話でシステム開発を体感するわけですので実際の業務に近づけようと工夫をします。
実際の業務に近づけようとすれば、当然ですが「頭を捻って考える自由度」が大きくなります。

実際に、講師側の望んだ「解答」にヒントなどを使って誘導するようなことはしていません。
受講生が頭を捻って考える「回答」に価値があると考えています。

実務では予想外のことばかりのことが起きるものなので、より実務の近い内容になっていると信じています。
また、実務に近づけるためにもっと工夫をする余地があることも気付けました。

ただ、想定外やアドリブが苦手な自分としては、いつも予想外にあたふたします。
正しく、新入社員研修は筋書きのないドラマだと感じます。
なので、ワクワク&ドキドキするのだと思います

いよいよ折り返しなので、最後まで頭を捻って自分(たち)なりの考えを表現してもらいたいです。