「動かないと変わらない、変わりたければ動くこと」は論理的には「論(結論)」と「理(理由)」がループしている感じの文章です。
でも、それを二つ重ねると、勢いが増しますね。

普段、仕事をしていると一見論理的な感じで話しているのですが、よくよく聞いてみると同じ事を重ねて言っているだけの場合があります。

例えば「わが社はもっとコスト削減を推進するべきだ。なぜなら、これまでコスト削減の取り組みが不十分だったからだ。」という文章です。

ロジカルシンキングの研修では例にしますが、この文章は一見「論」と「理」もあり、論理的なように聞こえます。
でも実際は、「論」と「理」で同じことを言っており、論理的とは言えません。

ただ、このような文章を大声で自信たっぷりに言われると「そうかなぁ」って思ってしまうことがります。
「動かないと変わらない、変わりたければ動くこと」という文章も大きな声で言われると勢いを増し、「なるほど」って思ってしまいました。

状況によりますが、論理的云々より、勢いっていうもので押し切ってしまうこともあるようです。
「大声」は「論理」に勝ってしまうときがあるのですね。