今年最初のあいち機構でのマネージャー業務でした。

相談全体を通して、「DAO」の話に行き着く場面が多かったです。
正しく「個」を重視の時代になりつつあるのかもしれないと感じました。

ある相談者が「さまざまな場面で自分の頭で考えることを放棄してしまっている場面に出会います」との話をされていました。
特に組織の上の人がITに関しての理解する際に、そんな傾向を感じるとのことでした。

その方も経営者で、もともとITの人ではなかったのですが、ITに関してベンダーの人と対等に話せるようになるようにITを学んだそうです。
今ではかなりITに詳しくなってベンダーに正当な要求を出せるようになったとのことでした。

こういうパターンの方はむしろ珍しいかもしれないと思います。
ITに関して分からないと、そのまま考えることを放棄してメンバーに「任した!よろしく!」って組織の上の人を何人も見ています。

ただ多くの人は効率性と称して「ショートカット」するのが大好きです(自分もそうですが…(;^_^A。
「答えは?」「要は?」とメンバーに尋問しながら、理解の「試行錯誤」をせずに、理解の「ショートカット」を求めます。

「ショートカット」自体は悪くないと思います。
作業を見直して仕組化、標準化、自動化する「ショートカット」は大賛成です。

しかし、自分の頭で考えることの放棄するのはダメです。
情報の伝言係はITがやってくれます。
それもかなり高度な情報の伝言係までITはやってくれるようになっています。

自分で考えることを放棄すると、「個」の時代に生き残れないと思います。
なぜなら、RPAやAIが浸透しつつある状況で、自分で考えることをしない「個」は、ほとんどの場合は必要とされなくなると思います。