任期満了にてあいち産業振興機構でのマネージャーとして最後の出勤日でした。
あいち機構の人たちや相談者の方々からいろいろな言葉をかけていただき、「あ、無事に終わった」と安心しました。

最終日も相談がフルに入っており、それぞれの方達と意見交換は本当に楽しいです。
年間200件ほどの相談を5年行ったので、ざっくり約1000件の相談対応をした計算になります。
そういう相談の傾向も5年で様々に変化しました。

最初はHPを中心としたネット集客の相談が多かったですが、だんだんとSNSでの集客が増えてきました。
そしてSNS集客もテクニック論の話から、今では自分の個性をどう出していくか…の相談が増えてきています。

SNSは「リアルの写し鏡」なので、そのように変化していくことは必然かもしれません。
…と同時に、自分自身と向き合うことになり、SNSの相談から「人生相談」のようになっていくパターンが多かったです。

コロナが出始めた2020年2月末の時点ですぐにリモート相談を始めたので相談者の数が減ることはなくむしろ増えました。
この混乱期の相談テーマは「リモートのやり方」が増えましたが、同時に「ビジネスのあり方」から「人生相談」のようになっていくことが多かったです。

こう考えると5年間は「IT相談から始める人生相談」が多かったと感じます。
このような相談は世の動向を感じると共に自分を鍛え成長させてもらう機会になります。
そして、信頼してもらえている証だと勝手に思っています。

また、5年間でたくさんのあいち機構の人たちとに交流の機会を得ました。
最終日も相談の合間にあいち機構のさまざまな部署の方達が声をかけてくれました。

あいち機構の人たち、相談者の方々との「つながり」は5年間で得た最も大きなモノだと感じてます。
ここで得た「つながり」を新たな場所でより拡げさせていただき、そしてまたあいち機構にもお返ししたいと思います。

あいち機構での5年間のマネージャの役割を終え、ひと区切りを迎えられて少しホッとした気持ちです。
本当にありがとうございました。