名古屋商工会議所で次年度のセミナー打合せ&IT専門相談でした。
IT専門相談の時に、ふとリピータ相談者の発した「自分の不安は自分のフィルタが創った幻影」という言葉がとても頭に残りました。

誰もが言う言葉なのですが、自分が必要としている時に言われるとスポンジが水を吸うように心に入ってきますね。
言葉って不思議で、同じ言葉でも心に残るときと残らないときがあります。

「何を言うかではなく誰が言うか」が大切である…ということも言われますが、自分が「自分が今必要としているかどうか」が大切のような気がしています。
自分がその言葉を必要としているかが「心に残る決め手」だと思います。

仕事が年度で変わる自分は、春先によく不安な気持ちに陥ってしまうことが多いです。
特に不安となる原因があるわけではなく、ぼんやりとネガティブに考えている内に不安を大きくしてしまうのです。

「自分の不安は自分のフィルタが創った幻影」と聞いて、背筋がゾクッとしました。
ゾクッとした瞬間に「あ、また不安を勝手に妄想している」って気付くことができました。

ぼんやりと不安を大きくしていた自分にとって、とても必要な言葉だったのだと思います。
ただ、今の時点でこの言葉が心に残ったということは、きっと「不安を勝手に大きくしなくていいよ…」という意味だと思います。

この言葉にとても救われたので、その相談者に「その言葉がとても響きました。」とお礼を言いました。
すると「あ、宿澤さんのブログの言葉です」って返ってきました。

まさか、自分が書いたブログの言葉が大きな弧を描いて自分に戻ってくるとは思いませんでした。
ブログを書き続ける意味がまた見つかりました。