今年の新入社員研修「システム開発と運用」の3日目で、早くも折り返しです。
みんな熱心なのでとても楽しい時間を過ごさせてもらっていますが、問題は体力です。

「ウォーターフォール」を順に演習しながらSEを体感してもらっていますがDFD、ERDまで終わり、外部設計に入りました。
外部設計では主に画面レイアウト設計が中心ですが、そのまえに画面の遷移図、洗出し、標準化が必要です。

初めてシステム開発(演習)に携わる受講生は、なんでこんな回りくどいことを…って思っているかもしれません。
画面レイアウトの演習だったら、そのレイアウトの課題に絞って出してくれよ!って思われても仕方がありません。

しかし、それでも実践に近い場面を想定すると要件定義のフェーズから画面の遷移図、洗出し、標準化は絶対必要です。
新入社員研修で、「なんとなくできちまった感」はとても危険だと思います。

厳しいと思いますが、出来る限り実務に近い形で試行錯誤をしてほしいと願います。
「どう?厳しい?」「少し理解できた?」って休み時間にいろいろなメンバーに聴いています。

すると「必要性が理解できました」という言って回答が変えてきますが、それ以上に「楽しいです」って言われると本当に嬉しいです。
「純粋で素晴らしい新入社員だちだぁ」って心から思います。

今回出来上がった画面レイアウトの成果物も、「優先順位の検討」「利便・機密のバランス」「ユーザーに成りきる」などを経て出来上がってきてます。
そして、ひいき目なしに素晴らしい出来栄えです。

残り一日で終わってしまうが寂しくなってきました。
こういう気持ちにさせてくれる、新入社員、講師仲間、スタッフにはいつもありがたいと思います。