これから年末にかけて行われるセミナー・研修の資料作成に追われていました。
9月ぐらいからセミナー・研修の数が増えて、ややコンサルとのバランスが崩れかかっている気がします。

テーマは「ネット集客」「DX推進」「生成AI」の三つが圧倒的に多いのです。
それに「提案企画」「論理思考」「要件定義」などの通常の研修テーマも入ってきます。

自分視点で大きくテーマを大きく括ることは可能です。
ただ、どのセミナー・研修も、一つ一つ依頼された方達のニーズがあります(完全にお任せもあります)

そのニーズを解きほぐすと、微妙に求められていることが違ったり、伝えるレベルを変えたりする必要があります。
以前に中部大学の先生向けに「生成AIのFD講義」を行ったときに強く感じたことです。

依頼者の言葉やメールを読み返すことで、そこに見え隠れする想いを汲み取ることが必要だと思います。
それを考えて、微妙にセミナー・研修の資料を書き換えたり、抜いたり、同じ資料でも説明の仕方を変えたりします。

これが、超シングルタスク、陳腐メモリ、熱暴走CPUの自分には本当に大変な仕事です。
昨日は、伝えても伝えても表情が変わらない人たちに向かってずっと伝え続ける夢をみて、「わ!」っと飛び起きました。汗

自分にとっては大きく括れるテーマで「同じ内容のセミナー・研修」と考えてしまいそうになりそうな時があります。
しかし、依頼の真意はひとつひとつが違っていて当たり前です。

こんな簡単なことに気付けないほど、やや追い詰められている状況になっていた…のかもしれないです。
ある商工会からのセミナー依頼を金曜日に頂きました。

その日は、午前、午後、夜間とセミナーのトリプルヘッダーになるので断るつもりでした。
しかし、メールの内容を深く読むと自分をよく理解している人であり、依頼する想いを強く感じとれました。

大切なことに気付かせてくれました。自分にはたくさんのセミナー・研修のひとつかもしれません。
しかし、依頼する側からは大切な機会であり、それに応えたいと強く思いました。