大阪のIT企業で2回目の「システム開発における定量的見える化」の研修を行いました。
企画、資料作成、研修当日…全てにおいて、難易度が高くて自分の勉強になってます。

この研修のターゲットは、経営層・マネジメント層で組織を変える立場にいる人たちが対象です。
なぜなら、データを収集・分析するのは、トップダウンで行う必要があるからです。

それは「投資の時間」です。
緊急度は低いのですが、これに取り組まないとずっと「忙しい時間」「KKDの時間」が続いてしまいます。

そのため「定量的見える化」の必要性や意味、個々のメリットを伝える必要があります。
しかし、今回の研修の受講者はいわゆる「リーダークラス」です。

目の前のプロジェクトのQCDを守るために必死に戦っている方達です。
業務に直結しないテーマもありましたが、演習でのディスカッションを聴いていると意識の高さに驚かされます。

「投資の時間」で組織を強くし成長することが、個々のプロジェクトへの恩恵につながる事をしっかり理解されていました。
難易度は高い「定量的見える化」研修ですが手応えを感じています。

数字で報告することで「感覚的な管理の脱却」することができます。
併せて、数字化のルールも決めておけば、さらに次につながる管理につながります。

根拠ない数字が一人歩きするほど怖いものはありません。
例えば「進捗率」は、ほぼ完成に近いた時の根拠が無い「90%完了」という報告が延々続いてしまうことがあります。

今回の研修は「問題提起」の一日だと感じます。
これまで気付いていなかったことに気付くことで、どのような変化が起こるのかが楽しみです。