名古屋市新事業支援センターでIT担当マネージャーとしての一日でした。
ビジネスを前に進めようとする時に多くの方が抱える共通の悩みがあります。よく相談のテーマになります。
それは、ついやってしまう「周りとの比較」です。
相談に見えた方が「周りの人がすごく頑張っているのを見ると、自分は足りないと焦ってしまいます」と話されました。
実は自分もついつい周りの人と比べて、自分のすべきことを見つけようとして焦ってしまうことがあります。
この気持ち、本当によくわかります。
ただ、周りの人について見えている部分は極めて部分的で、むしろ良いところしか見えていないことが多いです。
頑張っているところや成功している部分ばかりが目に入ってしまいます。
特にSNSはその傾向が強いと感じます。
どうしても「自分は足りていない」「努力が足りない」「このままではいけない」とどんどん焦ってしまいます。
周りの人と比べるのはどんどん疲れていってしまいます。比べるべきは周りの人ではなく、自分の過去です。
今回も相談に見えた方の1年前を振り返ると、素晴らしく事業が進歩していました。
その人は、前向きに頑張りながら、少しずつできる範囲を拡げて行っていっています。
決して劇的な進化ではなくても、自分の取り組みを振り返り、改善を繰り返し、それを積上げている素晴らしい方です。
それに気付いてほしくて話したところ、自分のその軌跡に気づいていただけたようです。
自分の過去と比較すれば、自分が成長しているのか、成長が止まっているのかがわかります。
比べるのは周りの人ではなく、少し過去の自分です。
少し過去の自分から少しでも進歩しているのであれば、その積上げが必ずビジネスの成長につながっていきます。




