6月のDXPO名古屋’25での「見える化」セミナー資料を完成させました。
「テクニックではなく本質を」とのことで、セミナー導入の「見えない」ことで起きる問題をメモしておきます。
1つ目が、「見えない」と不安が生まれ、その不安がさらなる不安を生み雪だるま式に大きくなっていきます。
疑心暗鬼に陥り、前に進めなくなることもあります。
2つ目が、「見えない」と、自分の見える範囲だけで判断しようとする…ということです。
全体が見えないと、自分の目に入る限られた情報だけで判断せざるを得なくなります。
そうすると、判断に自信が持てなくなり、「もっと良い方法があるのではないか」と悩み始めます。
ITプロジェクトでも、全体像が見えないために部分最適な判断が続き、結果として全体の整合性が取れなくなるケースが多々あります。
3つ目が、「見えない」と、前に考えたことを忘れてまた考え始めてしまう…ということです。
見えない状態が続くと、以前検討したことを忘れて、同じ検討を繰り返す堂々巡りに陥ります。
「いつか出口は見つかるのだろうか」と不安になり、時間と労力を無駄にしてしまいます。
日々の業務でも、記録を残さないと同じ議論を何度も繰り返してしまうことがあります。
これらの問題から考えると、「見える化」の本質的な意味が見えてきます。
それは「目の前の霧(モヤ)を晴らすこと」です。霧が晴れれば、安心して健全に前に進む道を模索することができます。
ただし、重要なのは、自分の前の霧を晴らすための万人共通の道路マップは存在しません。
自らの頭を捻り、手を動かすことで、自分や仲間の思考や状況を書き出して、「見える」ように努める必要があります。
セミナーで基本的な考え方を踏まえた上で、システム開発における定性と定量の「見える化」について話します。
また、生成AIについてもねじ込むので1時間でどこまで話せるかがポイントです。
https://dxpo.jp/real/fox/nagoya/system




