富山での研修2日目は「タイムマネジメント」でした。
自分とチームの時間をどのように有効に使っていくかという、まさに自分自身が直面している課題です。ここでも生成AIが役立ちます。

時間には大きく分けて2つの種類があります。それが「投資の時間」と「経費の時間」です。
経費の時間は、使えば消えていく時間のことです。一方で投資の時間は、使えば自分に戻ってくる時間を指します。

時間管理の基本は、投資の時間を増やし、経費の時間をなるべく減らしていくことです。
さらに言えば、投資の時間を増やすことで、結果的に経費の時間の削減にもつながっていきます。

ここで自分が実際に試してみて効果を感じているのが、生成AIを活用した投資時間の洗い出しです。
業種を細かく設定して「投資の時間を教えてください」と問いかけると、その組織の事情に合った形で具体的な提案が返ってきます。

また「時間泥棒」という概念があります。
これは無意識に他人の時間を奪ってしまうこと、もしくは自分の時間が奪われてしまうことで、そうなりそうな場面を想定することは大切です。

ここでも生成AIが様々な場面を例示してくれます。
自分が気づかない盲点を指摘してくれることも多く、組織全体での時間効率化を考える上で非常に有効です。

単純に業務効率化のアイデアをもらうこともできます。
Claudeに業務効率化の対策の因果関係を図解にしてもらい、それを共有認識としてチームで議論をします。

重要度と緊急度からの時間管理マトリックスのひな形を生成AIに作成してもらい、それから優先順位を検討するのも有効です。
仕組み作り、適切な休憩、人材育成、組織の強化などの気づかない仕事を提案してくれます。

いくつかの例をあげてみました。
これらは全て、時間管理の基礎が分かっていれば、それを生成AIでさらに高度化することができるという事例です。

今回の研修でもお伝えしましたが、生成AIを活用するのに、生成AIの使い方だけを勉強していても意味がありません。
大切なことは、その分野での基本的な知識です。それがどのような生成AIに助けてもらえるかを知ることが使いこなすことにつながります。

富山は朝は雨でしたが、研修が終わる頃には雨が上がり、美しい夏空が広がっていました。
とても気持ち良かったので、駅まで歩きました。素敵な夏空の下、少し汗をかきましたが、気持ちいい時間を過ごすことができました。