午前中がビジネスカウンセリング、午後からは年に一回の診断士理論研修でした。
ビジネスカウンセリングなどで相談を受けることが多い自分は、一方で自分のことは全く見えていないのが正直なところです。

そのため、多くの方から貴重なアドバイスをいただく機会も頻繁にあります。
ありがたいことに、皆さん私のことを心配してくださり、さまざまな観点からご意見をいただきます。

それらは表面的で誰にでも当てはまるような安易なアドバイスは一つもありません。
どれも深く考えられた、その方の経験と知見に基づいたものばかりです。

当然のことながら、いただいたすべてのアドバイスをそのまま取り入れることは不可能です。
すべてを鵜呑みにしていては、かえって自分を見失ってしまいます。

大切なのは、いただいたアドバイスを自分の中で「咀嚼」し、再構築することです。自分は次のような視点で整理しています。
「今すぐできること」「少し先に必要なこと」「アレンジして実行できること」「今回は見送ること」などです。

アドバイスを受け流すのは失礼ですが、それを何も活かさないのはもっと失礼だと考えています。
自分なりの「咀嚼」を経て、責任を持って意思決定していくことが重要だと思います。

アドバイスをくれた方たちの自分に対しても想いを汲み取れることが、その方たちへの本当の意味での恩返しだと思います。
その想いを汲み取ったことで起きた自分の意識や行動の変化は、その方たちに感謝として報告したいものです。

午後の診断士理論研修では、友人が登壇されるということもあり、楽しみに参加しました。
グループワークを交えた構成で、自分にはない視点をたくさん発見できる有意義な時間となりました。

その中で決算書の数字を読み取るワークがありました。
ケアレスミスを連発してしまい、簿記三級のスキルも怪しくなっているのではないかと愕然としました。これもまた大切な気づきです。