新入社員向け「ロジカルシンキング」の1日研修をさせていただきました。
このテーマで研修をする度に、いつも感じることがあります。
それは、ロジカルシンキングは本当に基本中の基本のスキルであるということです。
一生忘れてはいけない、一生使い続けなくてはいけないスキルです。
しかし、恥ずかしながら自分もテンパったりすると、ロジカルシンキングができなくなる時があります。
偉そうに講釈をたれる資格はない…と凹む瞬間です。
そういうときには決まって、自分の伝えたいことが相手に伝わっていないことが多いです。
自分がそもそも整理ができていないのに相手に伝えようとして、間違った形で伝わってしまっていることに気付けていないのです。
ロジカルシンキングを行う目的のひとつは、自分の考えを正しく相手に再現してもらうことです。
そのためにいろいろな考え方や技があるのです。
しかし、それらはロジカルシンキングをしようと思って行うのではなく、自然にできることが理想です。
私も、疲れていたり気が抜けていたりすると論理が破綻することがよくあります。
その都度、相手に自分の考えが正しく伝わらず、後々トラブルになったりもしており反省ばかりです。
正しく基本のスキルであると再確認する瞬間です。
以前に別の研修機関でロジカルシンキングの研修をしたときに、ある企業の役員の方が受講されて驚いたことがあります。
「ロジカルシンキングは得意じゃないですか」と聞いてみました。
すると「この年齢になるとますます論理的思考が大事になって、できているかの確認で受講に来たのですよ」と言われました。
その役員の方の姿勢に頭が下がる思いでした。
私自身もその気持ちを忘れないように、自分が自然な形でいつもロジカルシンキングができるようになりたいです。
また、このような大切なことなので、いろんな方に伝え続けていけたらいいなと思っています。




