日曜日は、ある商工会議所から新規でご依頼いただいた生成AIのワーク付きセミナーの企画を考えていました。
これも恒例になっていますが、ワークを多めにするか、座学を増やすか、そのバランスで悩んでいます。

どちらがよいかは参加者に依るので、答えはないのですがいつも悩みます。
ワークを増やした場合、どうしても単なる「やり方」の説明と体験になってしまいます。

生成AIは日進月歩で進化していますから、具体的な操作方法ばかりを教えても、すぐに古くなってしまう可能性があります。
単なるパソコン教室のようなセミナーにはしたくないというのが、正直なところです。

…かといって、座学を増やしてしまうと「わかった気」になるだけで、実際にはやらない方が多いのも事実です。
セミナー後に「良い話を聞いた」で終わってしまうのは避けたいところです。

今回は3時間×2回なので、少し座学多めで知識を入れながら、都度「体感」していただくのはどうかと考えています。
大まかなテーマはあり1回目が「チラシ作成」と2回目が「プレゼン資料作成」です。

1回目は、まず生成AIの基礎知識と最新トレンドをお伝えするところから始めます。
技術の進化が早い分野ですから、今どんなことができるのかを知っていただくことが大切だと考えています。

次に、画像生成と動画生成AIを実際に体感していただきます。
そして本題のチラシ作成は、Canvaで行いますが、ただ使い方を教えるだけではやはり意味が薄いと思ってしまいます。

ペルソナ分析を通じて、誰に向けたチラシなのかを明確にしながら、効果的なチラシとは何かを問いかけていきます。
その上で実際にCanvaを使ってチラシを作成していただきます。

2回目は、生成AIを使ったビジネスアイデアの発想から始めます。
新しい商品やサービスのアイデア、業務効率化の方法など、生成AIと対話しながら発想を広げていく体験をしていただきます。

次に、そのアイデアを具体的なプレゼン資料に落とし込んでいきます。
単なるアイデアで終わらせず、いつまでにいくらで実現するのかという計画レベルまで落とし込むことが重要です。

その上で、GammaやGeminiといったツールを使って、実際にプレゼン資料を作成していただきます。
知識として理解しながら、実際に手を動かして体感もしていただけると考えています。もう少し練り込んでいきたいと思います。