午前の顧問先が終わってから、午後は名古屋商工会議所でIT専門相談でした。
相談の前に「ITって何を相談すればよいか分からないです」という声を時々聴きます。

「特定創業支援等事業」という施策があります。
1か月以上かつ4回以上の継続的な支援により、経営、財務、人材育成、販路開拓の知識が全て身につけていただく事業です。
それにより、創業における更なる支援が得られることになります。
http://www.city.nagoya.jp/jigyou/category/387-3-6-0-0-0-0-0-0-0.html

自分はITなので「販路開拓(稀に経営)」を担当します。
ただ、普通の人は「ITを経営に活かす」という概念がイメージできなくて当たり前だと思います。

「ITを経営に活かす」という言葉の並びが良くないのかもしれません。
「経営課題の解決にITを使う」の方がしっくりくる気がしています。

「ITを経営に活かす」という言葉の並びだと「AIを使いたいのですが…」「IoTを使いたいのですが…」という相談になってしまう気がします。

「経営課題の解決にITを使う」だと、何があってもまずは「経営課題の明確化」からスタートです。
課題を解決するために「IT」という道具が候補に挙がるわけです。

そうなれば「ITって何を相談すればよいか分からないです」という声も減ると思います。

ただ「経営課題の明確化」というと、そもそもそれ自体が難しい問いかけです。

IT活用での相談テーマをまとめると以下のようになります。

売上をあげたい>Webマーケティング、SNS活用、動画活用、顧客管理、営業へのIT活用(例えばリモートツール)…など
コストを下げたい>業務分析(フロー化)、業務システム構築、情報共有ツール(フロー情報)、RPA、クラウド活用…など

従来はこの2つの視点がほとんどだったと思います。
それに加わるのが、以下のような視点かなって思います。

意思決定の情報を増やしたい>AI、IoT、ビックデータ…など 

AI、IoT、ビックデータは未だにボンヤリした概念語になっていることが多いです。
その概念語から脱却するために、経営課題に照らし合わして、具体的に落とし込む仕事が大切だと感じます。

セブンイレブンの冷やしつけ麺が美味しいです。
チュルッと食べられるのがよいです。

5分で食べて、次へ移動しました(バタバタしている…)