今週末は事務所にこもって、たまりにたまっているかなり焦っている新規研修・セミナー資料作成に没頭しています。

その前に、愛工大の講義関連の仕事を終わらせました。
1つは、「最終演習の課題作成」と「前日の演習課題の確認と整理」です。

最近は、大学講義のネタが増えています。
自分にとって興味深いことがたくさんあるのだと思います。

「最終演習の課題作成」は、登壇いただく2人にストーリの確認までは終わっています。
ただ、演習課題(学生委が答える内容)を決める必要があります。

「前日の演習課題の確認と整理」をしながら、予想以上に学生はDXに興味をもっていることが分かりました。
身の回りのDXと感じることも書き出してもらいましたが、よい視点を持っていると思いました。

DXの現象である「マッチング・エコノミー」「キュレーターズ・セレクション」「アグリゲーション・サービス」などはイメージしやすようです。
今度登壇いただく2人のビジネスは「マッチング・エコノミー」といえるパターンです(それだけではないですが…)。

学生に自由にビジネス発展のアイデアを出してもらう設問がありますが、そこに「可能であればDX視点を入れてください」という課題を付けたしました。
これも少し驚いたことですが、若い世代の方が「世の中のDXの動き」が当たり前になっていることに気付きました。

学生はそれがDXとは気づいていないようでしたが、講義を聴いて「ん?便利に変わったぞ…」と感じる世の中の動きが、実はDXだと認識してもらえたようです。
「LINE」「Amazon」「ZOZO」いったところから、音楽配信、キャッシュレス、オンラインゲームなども実はDXの要素が入っていることに納得していました。
演習に「DX視点を入れて」は難しいかもしれませんが、あえて聴いてみようと思います。

また、前日の演習では、学生に関心のある ITトレンドのキーワードも質問してみました。
「AmazonGO」とか「スーパーアプリ」とか比較的でるだろうなぁって思っていた言葉に交じって、TX(トータルエクペリエンス)やIoB(Internet of Behavior/Bodies)なども入っていました。

「TX」は顧客の体験(CX)、従業員の体験(EX)、ユーザーの体験(UX)、複合的な体験(MX)を組み合わせた概念です。
「IoB」は人の行動をデジタルで追跡するITシステムです。現状はスマホやウェアラブルですが、将来的には体内にマイクロチップ(都市伝説みたいですが…)。

若い世代の方が、直接自分たちに関わる問題なので切実なのだと思います。
また逆の意味で「グループウェア」がITトレンドに入っていました。
「LINE よりもセキュリティが高く、多機能ツール」とのことですが、もう一周まわっている感じです。

学生の意見・反応は、いつもよい意味で自分の脳を刺激しますね。
自分にとっての大学の講義は貴重な「若者の市場調査の場」になってきています。

ちょっとした気分転換と、夜はイオンで「なんか健康的っぽいお弁当」です。