午前中は先日4回のSNSセミナーが終わった知立市商工会で専門派遣、午後からビジネスカウンセリングでした。
ビジネスカウンセリングで「信頼関係を築くにはどうしたらよいか」という話になりました。この話は相談者の許可を頂いて書いてます。
その方は、相手との「信頼関係を築く」のにいろいろなことをやりすぎて、疲れてしまっているとのことでした。
そのしていることを伺うとテクニック的なことが多くて、「それは逆効果では…」ということも多かったです。
「信頼関係を築く」とよく言いますが、改めて考えてみると、信頼関係は頑張って「築く」ものではないなと感じています。
その方は信頼関係を「築こう」として「話しかけてあげたり…」「何かをしてあげたり…」しているそうです。
この「やってあげているのに感」すでにちょっと違い逆効果かも…と思いましたが、悩みの本質は他にあるかもしれないと思いました。
「信頼関係を築く」のはテクニックではなく、「お互いの間にある障害物を取り除く」ことだと考えています。
障害物とは、例えば「価値観の相違」「コミュニケーションの壁」「ゴール位置のズレ」などです。
つまり、お互いが分かり合うための障害のことです。
そのために必要なのが、お互いの間の「見える化」だと思っています。
人は見えないと「不安」になり「迷う」もので、これは「信頼関係の構築」においても同じことが言えると思っています。
お互いの考えや立場、目指すゴールが見えるようになることで、自然と障害が取り除かれ、結果として信頼関係が生まれるのだと思います。
自分は初めての相談者の時は特に意識的にホワイトボードに書くようにしています。
これが相談者との間の「見える化」になると思います。
これによって相談者はより情報を出してくれたり、時には自分の気持ちを吐露してくれたりするのだと思っています。




