春日井商工会議所で「生成AI活用(中級編)」のセミナーでした。
ここ最近、生成AIに関するニュースが騒がしく画像や動画の新しいサービス、AIエージェントの新サービス、AIブラウザの登場など…があります。

画像生成では、「Nano Banana」が登場したことで、セミナー資料の差し替えをすべて行いました。
「Nano Banana」でよく評価される「人物の一貫性を保つ」という機能は本当に強力で、ポーズや服の色、表情、テイストなどを自然に変えられます。

特に1枚目と2枚目の写真を組み合わせる手法は発想を大きく広げてくれます。
例えば、人物と食べ物を指定して「それを食べている様子にしてください」とか、人物、ポーズを線画を指定して「そのポーズにしてください」とできます。

これまでPhotoshopで行っていたような作業が、かなりの確率とかなりの品質で「Nano Banana」でできるようになっています。
画像を作るという点では他の画像生成AIとさほど差はないですが、この画像修正に関しては今のところレベルが高いです。

また、「Veo3」の動画生成機能についても、その性能は非常に高くなっています。
ただし、無料では動画生成ができないので、Googleの「Whisk」という画像生成・動画生成サービスを使用して代替しています。

これらの動画をCanvaで取り込むことによって、さらに表現力の高いコンテンツを作成することができます。
画像や動画、また音声といったマルチモーダルが基本となっているGoogleのGeminiが、現在一歩進んでいるのではないかと感じています。

他には中級編ということで、RAG、MCP、カスタムAIの説明をしました。AI連携、自動化、オリジナル生成のテーマでは欠かせないテーマです。
残念ながら資料を準備したLLMO(AI検索対策)の話は出来ませんでした。

今回は「生成AI活用(中級編)」でしたが、AI技術の「中級編」を話したのではないです。
AI活用のレベルの「中級編」という意味です。みんなが普通に生成AIを使い初め、その使い方がレベルアップしていると感じます。

あと、3時間も頂いたのですが、用意した資料の半分も話せませんでした…。
セミナー半分で「あ、まだスライド70枚中5枚目か…」との絶望の独り言をマイクが拾い、会議所の方に「いつも通り」と笑われました。