いろいろなパターンのネット集客に関しての相談を受けていました。
その中で「検索」と「発見」の気持ちの違いについて説明することが多かったです。

最近はSNS集客の相談が多いですが、別にGoogleとかの「検索」の重要性が減ったわけではないです。
Googleとかでの「検索」とSNSとかでの「発見」では、それを行う際の「気持ち」に違いがあります。

Googleとかで「検索」をする際は、能動的に何かの情報を探しに行っている状態です。
つまり、自分の欲しい情報に早くたどり着きたい…という欲求があります。
その欲求を満たしてくれるのであれば、「ビジネス的な提案」であっても、ありがたいものです。

一方のSNSとかでの「発見」は、様々な情報をなんとなく眺めて、自分の気に入った情報が「発見」できれば、嬉しくてそれを記憶します。
自ら望んで、「ビジネス的な提案」を求めているわけではないです。

この「気持ち」の違いを理解しておくことはネット集客において大切なポイントです。
SNSでなんとなく情報を眺めていているときに、知らない間にビジネスに誘導されると「なんとなく嫌な気分」になるものです。

その「嫌な気分」は、「ビジネス的な提案」を求めている気持ちでないときに、「ビジネス的な提案」を突き付けられるからだと思います。
ただ、「検索」で能動的に何かを探しているときは、問題解決が迅速にできるのであれば「ビジネス的な提案」もありがたいです。
自分は少なくともそうです。

「検索」と「発見」の気持ちの違いとは、相手の受け入れ態勢の違いとも言えます。

「検索」は、相手の受け入れ態勢ができているので、ターゲットに見つけられるような仕掛けと、よいコンテンツが提示できれば、すぐに効果が出やすいです。
「発見」は、なんとなく情報を眺めている状態なので、ズカズカと相手にクロージングを急かすようなコンテンツはむしろ逆効果です。

これは、ネット広告での「検索連動広告」と「SNS広告」でも、必要な考え方になると感じています。

「検索」と「発見」の気持ちの違いは、順番にも表れています。
もちろん、どちらかだけの場合が多いですが、順番をつけるとしたら「発見」してから「検索」になります。

「なんとなく見つけて(発見)、しっかり調べる(検索)」って感じだと感じます。
「発見」が先なので、まずは…ということで、SNSに関する相談が多いのかなぁって思っています。